スモーカーと選び方について
燻製とは
燻製は肉や魚などに、木材(燻製チップ)などを燃やした煙をかけて特有の風味と保存性を高め、かつ燻香を付ける調理法です。木材(燻製チップ)を燃やすことで発生する燻煙には、「殺菌効果」や「防臭効果」があります。かつお節は日本独特の燻製であり、ハムやソーセージも燻製なのです。
スモーカーとは
スモーカーとは、「スモークチップ」という香りのいい木片を使って食品を燻す道具のことです。
さまざまな食品を、火や煙を使ってスモークするだけで、簡単に燻製が作れます。肉や魚や加工品などの身近な食材をスモークするだけで、驚くほどおいしく変身してしまうのです。
スモーク方法の種類について
スモーク方法は大きく分けて、次の3種類になります。
熱燻法
80~140度の高温で、食材に燻煙をかけるスモーク方法です。温度管理がかんたんなので、初心者でも作りやすいことが魅力です。乾燥時間が短いので、保存には向きません。しかし、作ったらすぐに食べることの多いBBQにはぴったりのスモーク方法です。
温燻法
30~80度ほどの温度で、燻煙をかけるスモーク方法です。一般的に燻製といわれているものは、温燻法のことを指すことが多いです。数時間から一日かけて、じっくりとスモークする必要があります。煙がしっかりと循環しなくてはならないので、ある程度の大きさの容量が必要です。
冷燻法
15~30度ほどの低温で、長時間燻煙をかけるスモーク方法です。温燻法よりもさらに長い時間燻製しなくてはいけなく、食材の下処理にも時間がかかることから、基本的にBBQには向きません。
初心者におすすめのスモーカー
スモーカーの素材や底の形状などによって、熱燻用・温燻用・兼用とわかれています。 自分がやってみたいスモーク方法に対応しているかどうか、購入前に確認しておきましょう。
SOTO 燻家(スモークハウス) ST-114
初めて燻製づくりに挑戦してみようという方に最適な、段ボール製の初心者向き熱燻製専用スモーカーです。
段ボール製ですが、使い捨てではなく繰り返し使用ができます。また、折りたたんで収納できるので、持ち運びにも便利です。スモーカー本体・スモークウッドミニ・金棒・金網・フック・アルミ皿までセットになっているので、これだけ購入すればすぐに燻製を作ることができます。
コールマン(Coleman) スモーカー コンパクトスモーカー
短時間で気軽に燻製が作れて、煙が漏れにくい熱燻製専用スモーカーです。
美味しい燻製料理が最短10分で完成してしまいます!コールマンには他にもスモーカーがたくさんありますが、これは手軽に始められるポット型熱燻用スモーカーです。BBQ場ではもちろん、家のコンロでも手軽に熱燻ができるスモークポットです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)燻製 ビギナーセット
「熱燻法」「温燻法」「冷燻法」など、どんなスモーク方法でも燻製が作れます。
BBQ場はもちろん、自宅の庭でも使い易いスモーカーです。軍手や手持ちライター、レシピ本などの付属品が充実しています。本体と底板が外れる構造なので、使用中でも簡単にチップを継ぎ足すことができます。素材や調理方法に合わせて、網にのせて使用したり吊り下げて使用したりできます。さらに、別売りのフックを購入すれば魚やベーコンを吊るしてスモークすることもできます。
ロゴス(LOGOS)LOGOSの森林 スモークタワー
「熱燻法」「温燻法」で燻製が作れます。
大きめサイズなので、室外での使用に適しています。価格は他のスモーカーと比較して高額ですが、短時間でしっかりと温度も上がります。バーナーがいらないスモーカーですが、バーナーを使った熱燻も楽しめます。温度計がついているので、温度管理も簡単です。本体が分離できるので、内部が洗いやすくて衛生的です。
まとめ
今回は、BBQ初心者にぴったりなスモーカーについてとその選び方について解説してきましたが、いかがでしたか?BBQには、イベント性や話題性も必要です。燻製ができるのを待つ時間も、ワクワクして楽しみの一つになりますよ。BBQにスモーカーを使った燻製を取り入れて、大空の下、できたての燻製を味わってみましょう!