そもそも「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違い

スパークリングワインとは、発泡性のあるワインのことを「スパークリングワイン」と呼びます。

一度発行が終わった白ワインを瓶詰めにし、糖分と酵母を加えて瓶の中で再び発行させて、炭酸ガスを生じさせる「シャンパーニュ方式」やタンク内で二次発酵を行う「シャルマー方式」など、いくつかの製法があります。よく聞く「シャンパン」もスパークリングワインの一つです。スパークリングワインは一般には、３気圧以上のガス圧を持った発泡性のワインの総称です。また、３気圧以下のものは弱発泡性ワインと言います。その中で、「シャンパン」はフランスのシャンパーニュ地方で作られ、かつフランスのワインの法律に規定された条件を満たしたもののみ名乗ることができる名称です。

条件には、作られる地域やブドウの品質、栽培や伝統製造方法、アルコール度数などの項目があります。

スパークリングワインの主な種類

スパークリングワインは、産地や原料、製法などで呼び方が違います。すべてが「シャンパン」ということではありません。

【フランス】

スパークリングワインの呼び方：『クレマンヴァン・ムスー』

代表的なスパークリングワイン：『シャンパーニュ』

フランスのシャンパーニュ地方でシャンパーニュ方式をよういて、AOC法（フランスの法最上級の格付け）の規定を満たした物のみが、シャンパーニュを名乗ることができます。

【イタリア】

スパークリングワインの呼び方：『スプマンテ』

代表的なスパークリングワイン：『アスティプロセッコ』

イタリアで製造されるスパークリングワインをスプマンテと呼ぶそうです。イタリア語で「発泡性の」を意味しています。

【スペイン】

スパークリングワインの呼び方：『エスプモーソ』

代表的なスパークリングワイン：『カバ』（カヴァとも言う）

カバは産地とブドウの品種が規定され瓶内二次発酵により作られます。カタルーニャ地方のカタラン語で「洞窟」を意味し、瓶内二次発酵が地下の洞窟で行われることからこの名前がつきました。

【ドイツ】

スパークリングワインの呼び方：『シャウムヴァイ』

代表的なスパークリングワイン：『ゼクト』

ドイツで瓶内二次発酵により作られたスパークリングワインをゼクトと呼びます。

オススメのスパークリングワイン４選

白のスパークリングワイン

No.1『辛口　フルシネ　コルドン　ネグロ』

このスパークリングワインはスペインのワイン一つ「カバ」です。

レモンやシトラスといった柑橘系のすっきりとした香りがします。泡立ちはとてもきめ細やかでクリーミー、辛口でキレのある酸味があり、辛口です。ですが、ほんのり甘みを感じます。このフレシネの良さは癖がすくなく、どんな料理にも合わせやすいことです。お肉や脂の多い料理が中心となるBBQには最適の柑橘系の香りが、料理を一段とおいししくしてくれます。また、辛口なので脂自体に甘みのある鶏肉や豚肉などにオススメのスパークリングワインとなっています。また、高品質なのに１０００円台と手ごろな価格で、コストパフォーマンスを重視されるかたには欠かせない一品となります。

No.２『甘口　サンテロ　天使のアスティ』

イタリアのスパークリングワインの一つ「アスティ・スプマンテ」です。

マスカットや甘い花畑のような香りがフワッと鼻に抜けるのが特長です。口に含むと蜂蜜のような濃厚な甘さと程よい炭酸が口の中に広がります。このワインは、ＢＢＱ料理以外にもデザートやフルーツにも合うワインです。また、チーズやちょっとした塩味の効いたおつまみなどにも合い、ゆったりとしたおしゃれなＢＢＱを演出してくれるワインになるとお思います。

ロゼのスパークリングワイン

No.1『甘口　ジェイコブス・クリーム　マスカット』

オーストラリアのロゼスパークリングワインです。華やかな甘さがあり、アルコール８％とワインにしては低めです。よく冷やして飲んだ方が甘さが控えめになり、スッキリと飲むことができます。綺麗な明るいピンクをしているので、BBQの食材が並ぶテーブルを華やかに彩ってくれます。

このスパークリングワインは甘口なので、ほとんどのBBQ食材やおつまみに合い、男女ともに人気のワインになります。その中でもオススメは、少し癖のあるチーズやオリーブの実などと一緒に飲むとより香りを感じやすくなり、おいしく飲めると思います。

No.２『辛口　ガンチア　ロゼ　スプマンテ』

イタリアのスパークリングワインのスプマンテです。オレンジがかったピンクが透き通った、琥珀のような色合いが特長のワインです。バニラの用な濃厚な香りがするのが特長で、女性には特に人気の一品になります。甘い香りとは対照的に、辛口なので、塩コショウの効いた牛肉などと一緒に食べると、肉のうま味をバニラがほんのりと香る辛口のワインが引き立たせてくれます。

スパークリングワインに合うおつまみ２選

タコのオリーブ和え

春になるとタコが旬となります。もし生のタコの足が売っていたら旬のタコを購入してみましょう！普通に茹でるとタコは硬くなります。ですが、タコを柔らかく茹でる方法があります。

タコの茹で方

①まず、蒸し器にお湯を沸かしておきます。

②炭酸を２００ｍｌ、料理酒を１００ｍｌを混ぜたものを用意います。※タコぬめりが多く、そのぬめりを取らないまま茹でてしまうと臭みが残ります。

③塩を用意してよく揉みこみぬめりを取ります。

④塩で揉んだタコはよく塩を洗い流し５分ほどさらします。

⑤晒したら硬い棒などで少しタコを叩き、先ほど合わせた炭酸と酒に漬けて耐熱ボウルなどに入れてラップをして1時間ほど蒸します。

⑥冷めたら完成です。

そのままカルパッチョのように使ってもいいですし、醤油ベースの漬けダレに付けて甘煮にしてもおいしいです♪

香味チーズ

まとめ

ＢＢＱに合いそうなお好みのスパークリングワインは見つかりましたか？今回は知っておいて損はない、スパークリングワインを知識や、オススメのおつまみをご紹介いたしました！スパークリングワインは基本的にＢＢＱなどでよく食べる牛肉や鶏肉、豚肉といった脂の多い食材によく合います。また、見た目も鮮やかな物が多く、ＢＢＱをおしゃれに彩ってくれるアイテムとしても活用できます！スパークリングワインでＢＢＱを充実させてみてくださいね♪