BBQで『つぶ貝』がオススメの理由
つぶ貝は比較的に手軽な価格、アワビやサザエと並び、生食ができる巻貝であったりと魅力が沢山あります。つぶ貝はいくつかの種類にわかれていて最もポピュラーな種類としてはエゾボラという種類をご存じでしょうか。つぶ貝の中でも最もポピュラーな本種。居酒屋さん等で出てくるツブのお刺身に多く使われます。基本的には生で食べられることが多いですが、焼きにしても、煮るにしても、とてもおいしいです。
そんなつぶ貝には毒があります。つぶ貝を調理するにあたって、気を付けなければならないのが「睡液腺」です。睡液腺にはテトラミンという毒性分が含まれており、誤って摂取してしまうとめまいや麻痺の症状が出てしまいます。剥き身などで販売れているものは睡液腺がとってあるものであり心配の必要はありません。生きたまま活つぶ貝として売られているものは下処理が必要です。
睡液腺を取る方法を紹介いたします。
① 殻を外して中身を取り出し、内臓と身の部分に分けます。
② 貝蓋の部分を下にして置き、中心に切り目を入れます。
③ 切り目を入れたつぶ貝を開き、貝蓋の方でない下の部分両方に睡液腺があります。それをでてとってよく洗い下処理完了です。
なれれば下処理は比較的に簡単です。心配な場合は処理されている物も売られているので探してみてくださいね♪
『つぶ貝』を使ったBBQレシピをご紹介
つぶ貝のサラダ
つぶ貝のパセリガーリックソース
つぶ貝のエスカルゴ風炒め
つぶ貝とマッシュルームのアヒージョ
そもそも『つぶ貝』とは?
まず、そもそも「つぶ貝」という標準和名は存在しません。つぶ貝という呼称は主に食用にされるエゾバイ科の総称となっていてとても曖昧なんです。地域によっては「バイ貝」と呼ばれたりもします。ちなみに、食用できるエゾバイ科だけでも20種類以上存在するので、すべてを網羅するのはかなり難しいです。
冒頭で言ったようにつぶ貝には毒があります。つぶ貝の毒「テトラミン」は国内でもしばしば食中毒の発生が報告されています。テトラミンは一種の神経毒であり、視覚異常を起こし、物が2つに見えるなどの症状を起こすといわれています。同時に吐き気やふらつく船酔いと同じ症状に陥るとの報告がされています。また、つぶ貝の種類によっても症状が違う毒素を持つ者もいて、眠気を誘うような症状を引き起こす「ネムリツブ」という種類もいるそうです。BBQを楽しむためにも適切な調理法と知識を身につけ、おいしく食べましょう♪
『つぶ貝』の栄養について
つぶ貝は唾液腺に含まれる毒素さえ取り除いてしまえば、栄養価が高く体にいい食材になります!つぶ貝は低脂肪高たんぱくです。また、アミノ酸も多く含んでいて、グルタミン酸をはじめ沢山のアミノ酸を含んでおり、食べたときのうま味を感じるだけでなく、身体に必要なアミノ酸の摂取にもつながります。
まとめ
コリコリな歯ごたえと独特なうま味のある貝「つぶ貝」を今回は紹介させていただきました。そのおいしさには毒があり、正しい調理法と知識を要します。ですが、それさえ守れば絶品食材ですね!焼くもよし、煮るもよし、炒めるもよしでBBQのどのシチュエーションにも対応できる万能食材です!是非、今後はつぶ貝をBBQにもっていってはいかがでしょうか♪
うまみたっぷり「ほっき貝」もBBQにはオススメです!