初心者だと、火を起こすのに時間がたくさんかかってしまって、せっかくのBBQを楽しめないということもあります。本来は、「BBQを楽しむ」という目的でやっているのに、楽しめないというのは本末転倒ですよね。しかし、そんな悩みを解決する方法があります。

その方法とは、「チャコールスターター」を使うことです。

チャコールスターターを使えば、もう火起こしの悩みがなくなって、初心者も関係なく、BBQを楽しむことができます。では、チャコールスターターとは一体何なのか、分かりやすく解説していきます。

チャコールスターターとは

チャコールスターターとは、筒のような形をした、炭に着火するための道具です。

炭を燃やすとき、新聞紙や着火剤などの燃料を使い、途中ウチワで風を送りながら時間をかけてやるのが普通でしたが、そういったやり方は難しくて時間もかかるので、特に初心者は失敗しやすいのです。しかし、チャコールスターターを使った場合は、ウチワで扇ぐなどの作業をしなくても一瞬で炭が燃え始めます。作業をしなくていいということは、炭が燃えるまでの間、食材の準備などの他のことに時間を使えるので、手間が省けて快適に過ごせます。

しかし、「何で勝手に炭が燃えるの？そんな便利なもの本当にあるの？」と思った方もいるかもしれません。そんな方のために、なぜチャコールスターターは勝手に炭を燃やしてくれるのかを解説していきます。チャコールスターターの仕組みを知っている人と知らない人では、チャコールスターターの使い方にも違いが出てきます！

知っておかないと損をする！「チャコールスターター」が勝手に炭を燃やしてくれる理由

チャコールスターターが、勝手に炭を燃やしてくれる理由ですが、それはチャコールスターターの設計にあります。

チャコールスターターは、煙突状の筒の形をしているので、「煙突効果」という現象が働くのです。煙突効果とは何なのか簡単に説明すると、「煙突の中にある高温の空気は密度が低く、上昇してしまうので、代わりに下から新しい空気が入ってくる」という現象です。

つまり、チャコールスターターの内部は常に風が吹いている状態になるということなので、わざわざウチワで新しい風を送らなくても良いということです。これならもう納得できますよね♪

後で火起こしをする方法も解説するのですが、この仕組みを理解しているかしていないかがすごく重要になってきますので、この仕組みはしっかり覚えておきましょう！

チャコールスターターで火起こしをする方法

チャコールスターターの仕組みは理解してもらったので、次は火起こしをする方法を解説していきたいと思います。

①中に炭をセットする

チャコールスターターの中に、炭をセットしていきます。しかし、ここで注意してほしいことがあります。炭は縦向きに、間隔をあけてセットしてください。縦向きに間隔をあけてセットしないと、風が通りにくいからです。風が通りにくければ、さっき説明した「煙突効果」の意味が無くなってしまうので、火起こしができなくなります。そうならないためにも、炭のセットはしっかりやりましょう！

②着火剤に火をつける

チャコールスターターのセットが終わったあとは、着火剤に火をつけて、焚き火台やBBQコンロの上に置き、その上にチャコールスターターを乗せましょう。これで後は、上部の炭まで火がうつるのを、待つだけになります。(長くて30分くらいです)この時間を使って、食材の用意などをしていきましょう！

③炭を焚き火台やBBQコンロに移す

上部の炭まで火がうつってきたら、その炭を焚き火台やBBQコンロなどの上に移していきます。チャコールスターターも非常に熱くなっているので、火傷をしないためにもグローブなどを付けて行いましょう。これで火起こしが完了になります♪

以上が、チャコールスターターで火起こしをするまでの方法となります。作業もとても簡単ですし、時間もあまりかかりません！普通に火起こしをするよりも、圧倒的にこっちの方が良いですよね♪

最後に

以上、チャコールスターターについて解説しました。チャコールスターターを使えば、誰でも簡単に火起こしをすることができるので、「なかなか火が付かなくて食材を焼くことができない」という悩みが解消されますし、火起こしをしている時間を有意義に使うことができます。BBQを楽しみたい方は、絶対持っておくべきでしょう。チャコールスターターを使って、BBQをもっと楽しんでください♪