BBQで『カブ』がオススメの理由
カブというのは栄養満点、食物繊維豊富!生でそのままでも火を通してもおいしく、漬物にしたらカブ本来の甘さと心地よい歯ごたえ!煮物やスープ、味噌汁でも活用され、正しく調理すれば口の中でとろけるような食感を楽しめます。
基本的に常温管理で保存期間も長く、持ち運びには便利な食材。下処理も比較的簡単でBBQにはもってこいの食材!また、カブは根の部分を普段は食べますが、捨てがちな葉の方もよく洗い、塩で揉んでおいておけば浅漬けの完成!捨てる部分が少なく余すことなく調理できる食材なのです!
下ごしらえポイント!
煮物やスープなど茹でて味をしみこませるには下茹でが必須!今回は昔から和食の世界に伝わるカブに味を染みこませるポイントを紹介します。
①カブの葉を切り落とします。
②カブをよく洗い、ピューラーで皮を少し厚めに引きます。その時に上下を少し切り落として持つ部分を安定させておくとケガの予防になります。
③皮を引いたらカブが浸るくらいの水を鍋に張りカブを入れて火をつけます。
④そして最大のポイント!この時に一緒に米のとぎ汁または、洗っていない米をいれます。それを入れて煮ていくとカブが少しずつ透明になり始めます。
⑤そうなってきたら楊枝や竹串をさして抵抗なく刺されば完璧!そのまま水に10分ほどさらして下ごしらえ完了です。
ちなみに、米のとぎ汁または米を入れる理由は、米のとぎ汁の中にはビタミンや酵素などといった栄養素が入っており、酵素はカブの中に浸透して繊維質なカブの組織が柔らかくなます。それと共に、ビタミンも一緒に浸透していきカブに米の栄養が染み込んでいきます。また、米のでんぷんの粘り気もカブに染み込むため、酵素で柔らかくなったカブを崩れにくいようにキープしてくれるのです。これはほかの根菜である大根も同じ!!是非試してみてね♪
『カブ』を使ったBBQレシピを4選ご紹介♪
京風カブの浅漬け
カブの肉みそ田楽焼き
カブと具沢山ポトフ
プロの味!簡単カブと白菜のシチュー
そもそも『カブ』とは?
カブとは実は大根などの仲間ではなく、アブラナの一種でチンゲン菜、菜の花、キャベツの仲間に当たります。日本では古くから親しまれてきた野菜の一つで、全国各地に沢山の品種が栽培されてきました。その呼び方も地方により違い、カブラ蒸しの「カブラ」であったり「カブナ」といった呼び方もします。また、日本では春の七草のひとつでもあります。
ちなみに、春の七草を皆さん知っていますか?時代と共にマルチ栽培や品種改良により、野菜に季節という概念がなくなり、七草というものがあまり聞かれなくなりました。
「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」
ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロは大根のことです。この7種は初春にいち早く芽吹くというところから邪気を払うという意味が込められていて、料理としてもすべてを細かく叩きおかゆに混ぜることにより、正月に宴会やおせち料理などで負担をかけた胃を労わる意味の料理になります。皆さんも是非正月明けの1月7日に春の七草で無病息災を祈り、健康に一年を迎えましょう♪
『カブ』の栄養素について
カブは上記にも記載したように春の七草になるくらい日本では健康にいいとされる食材の一つでもあります。その栄養素は、主にビタミンや消化酵素を含んでおり、消化酵素はアミラーゼが豊富で、胸やけを解消する働きや、胃もたれにも効き目を発揮します。また、カブの葉にはβ‐カロテンを豊富に含んでおり、β-カロテンには抗発ガン作用や免疫力を向上させる作用があります。カブは根の部分から葉の部分まで余すことなく食べる理由が沢山あるということですね♪
まとめ
皆さん!カブの魅力をわかっていただけたでしょうか!普段BBQでカブは選択肢にはなかったとは思いますが、体力を消耗しやすい夏にも、少し肌寒く温かい料理が恋しい秋冬にもカブは大活躍です! カブで健康も元気も蓄えよう!♪是非参考にしてみてくださいね♪