『イカ』のおすすめBBQレシピ4選♪
「刺身・焼く・煮る」なにをしても美味しいイカ料理。お肉だけで飽きてきた方はぜひイカレシピに挑戦してみて下さい!
イカのまるごと焼き
イカ飯ならぬ『イカ焼きそば』
イカのマリネ
絶品♪イカのパエリア
『イカ』とはどんな生き物!?
イカとは・・・
全世界の浅い海から深海まで、あらゆる海に分布し、体長は約2 cmから20 mに達するものまで、種類によって差があります。イカは小魚や甲殻類を主食としていて、イカは自身の体の大きさに比べてかなり大きい獲物を襲います。敵から逃げるときは頭と胴の間から海水を吸い込み漏斗から一気に吹きだすことで高速移動し、さらに体内の墨袋(墨汁嚢)に墨を蓄えており敵が現れると墨を吐き出して敵の目をくらませようとする生き物です。
墨を吐くほかの生き物として、タコと比較すると、タコの墨はイカの墨より脂質が少なくさらさらしており、これを煙幕のようにして外敵の視界をさえぎることを目的とします。イカの場合は墨の粘度が高く、タコの墨のように拡散したりせず塊のようになります。イカの墨が紡錘形にまとまるのは自分の体と似た形のものを出し、敵がそちらに気を取られているうちに逃げるためと考えられています。生きていくために必要な行為ですね・・・。
ちょっとした豆知識
イカの数え方は状態によって異なります。生きている時は匹、水揚げされると杯、干すと枚です
イカの種類と実際食べられているものは?
『イカ』は世界に450種類ある!?
イカは貝類と同じ仲間の軟体動物で、判明しているだけでも世界中で約450種類も存在しています。食用としているものはそのうちの約30種類。お刺身、天ぷら、フライ、丸焼き、塩辛、イカ墨パスタなど、様々な料理で食べられています。
日本でよく食べられているイカは、コウイカ目とツツイカ目に分けられます。
【コウイカ目】
・コウイカは、固い石灰質の甲をもつのでこの名前がつきました。肉厚でとても美味しく、お寿司の高級ネタ「新イカ」とは、コウイカの稚イカのことで、甘みがじんわりと広がる初夏限定の極上の一貫です。また、甲の部分には、カルシウムがとても豊富で、インコなど小鳥の副食として、またくちばしを研ぐために昔から使われています。
【ツツイカ目】
・アオリイカは、歯ごたえ・甘み・旨味など、イカの刺身においてもっとも美味い種類です。漁獲量が少ないため、産地以外のスーパーで見かけることはあまりありません。希少価値ですね。
・スルメイカは、日本周辺に広く生息しており、日本での水揚げ量の7割はスルメイカです。私たちに最もなじみの深いイカといえます。刺身、天ぷら、煮つけ、干した加工品(スルメ)など、食べ方も様々です。
・ヤリイカは、細長い姿から、別名ササイカとも呼ばれます。北海道南部から九州に生息する日本特産のイカです。身はやや薄く、独特の上品な甘みがあり、生にも加熱にも向きます。
・アカイカは、全長80cm、体重4kgを超える大型のイカです。肉厚のためモチモチとした柔らかな食感が人気で、ステーキなどの焼き物や、揚げ物など加熱調理に向いています。下処理済みの冷凍ロールイカとして、スーパーなどで手に入ります。
スルメって・・・?
イカは鮮度落ちが速く、昭和30年代までは鮮度を保持する技術が十分に普及していなかったため、漁獲されたイカの多くはスルメなどに加工されていました。
実は、お祝い事には欠かせない縁起物として、古くから重宝されてきました。
ご縁が続きますようになどの意味で「寿留女」と表記して結納品に用いられたり、大相撲の土俵中央に、神さまへの供物を「鎮物(しずめもの)」として5つの品が奉納されています。その品には洗米、塩、昆布、勝栗、そして鯣(スルメ)があります。
豆知識
スルメを柔らかく戻す方法。水1リットルに対して重曹を大さじ1杯溶かし、その中にスルメを一晩漬けた後、よく洗います。重曹を入れることで生に近い柔らかさまで戻すことができます。
意外と簡単!『イカ』のさばき方
~基本的なイカのさばき方~
イカのつぼ抜き編
①胴から、墨袋を破らないように足とわたを引き抜く。
②目玉の下あたりから、足とわたを切り離す。
③足の真ん中に縦に切り込みを入れ、くちばしを取り除く。
④大きな吸盤を包丁でこそげ取る。
⑤胴の裏から切り込みを入れ、胴を開く。
輪切りのまま皮を剥がしたい場合も、ここでエンペラを剥がし、皮も⑦と同様に剥いていく。⑥軟骨を取り除く。
⑦エンペラの付け根に指を入れて、エンペラを下方向に剥がし、皮を剥いていく。
⑧エンペラは真ん中に薄く切り込みを入れ、皮を剥く。
*輪切りで使用したい場合は、工程④の後に、胴の中に手を入れて軟骨を取り除き、わたの残りをきれいに洗い流して、輪切りにしていきましょう。
イカの開き編
①イカをばらす
イカを手に持ち、逆刃にした包丁を筒の中に入れながら開きます。※逆刃にする事で、肝が傷つきづらくなります。開いたら、胴をとりはずします。ゲソ部分を持って、反対方向に持ち上げると簡単に取ることが出来ます。
②身の処理
骨を抜き、エラや薄皮などを取り除きます。反対側にある二つの突起を切り、身の下数ミリを切り落とします。下の切り落とした部分から、キッチンペーパーでゴシゴシとこすり皮を向きます。
③ゲソの処理
ゲソと肝を切り離します。※目の少し下を切って、くちばし(クリーム色の部位)が少し見えるくらいまで切ると後の処理がやりやすいです。一番短い足2本の中心に包丁を入れ、くちばしをとります。 (回転させながら、そげ落とすように捌くのがコツです)
※一番長い足は、食感があまりよくないのでお好みで切り取ってください。吸盤が口に残ってしまうため、塩もみします。(ジャリジャリというくらい、多めにいれます)吸盤のぽつぽつが取れたのを確認し、その後、塩を洗い流します。
④肝の処理
先端の色が違う部分、黒い墨袋を取り外します。(手で簡単にとれます)肝は塩辛や腑煮などで食べると美味しくいただけます♪※軽くふり塩をして寝かすと、水分と一緒に臭みもなくなるのでおすすめです!
BBQの買い出しで役に立つ『イカ』の見分け方
新鮮なイカを見分けるコツとは・・・
①旬のものを選ぶ
スルメイカ…7~10月頃
アオリイカ…3~6月、10~12月頃
ヤリイカ…2~6月頃
モンゴウイカ…8月~1月頃
旬のイカなら近海で取れるため、獲れてから店頭に並ぶまでに時間が少なくすむので新鮮です。BBQにはどのイカでも新鮮に食べれそうですね♪
②エンペラの透明度をチェック
新鮮なイカをみわけるコツの一つに、透明感があるかどうかという点があります。この透明感を見分けやすいのが、エンペラ(いかの耳の部分)です。透き通るような物はやはり新鮮です。
③目と胴体の膨らみもチェック
目は黒々としていて、艶のあるものほど新鮮です。胴体は古くなると中の内臓ごと潰れてきますので、膨らみのある物の方が良いです。
④色は皮が赤黒いようなものを
水揚げ直後から、透明⇒赤茶色⇒白 と変化していきます。生食するならば、赤黒いものを選びましょう!これなら刺身で食べられるぐらい新鮮なイカの証拠です♪
まとめ
今回は、BBQでおすすめの『イカ』レシピについてご紹介しました♪お肉も好きだけど、シーフードも大好きに!これでBBQの定番化になること間違いなし!冷凍でもいいけど、イカの下処理も意外と簡単なので、新鮮なものを買ってぜひ挑戦してみて下さいね♪