なぜBBQに氷・アイスパックが必要なの?
BBQに持っていく食材と言えば、生のお肉や魚、野菜など非加熱の生鮮食品がほとんどですよね。これらの食材は室温や気温の高い場所に長時間放っておくと、有害な菌が増殖して食中毒のリスクも高まります。
食材を一番美味しい最高の状態で保存するには、氷やアイスパックでしっかりと冷やしたクーラーボックスの中に入れて持ち運ぶ必要があります。さらに、お茶やお酒、ジュースなどの飲み物を冷えた美味しい状態でいただくことが出来るのも嬉しいポイントです。湿度や気温が高くなる夏場には特に氷・アイスパックは必須アイテムとなりますので、忘れず準備するように致しましょう。
氷・アイスパックはどれくらい用意すればいい?
その日の気温やクーラーボックスの大きさ、食材の量などによっても変わってきますが、基本的にBBQに行って帰るまで持続できる量が必要です。余った食材を持ち帰る時にも新鮮な状態で持ち運びが出来るよう、余裕をもってたくさん氷やアイスパックを用意しておきましょう。保存する食材によっても異なるかもしれませんが、氷よりも保冷剤やアイスパックの方が溶けにくく長時間効果を持続しやすいので、目的に合わせて使い分けるのもオススメです。
食中毒を避けるために他に出来ることは?
BBQは食材に直射日光が当たったり、気温や湿度の高い場所に長時間放置したり・・・と食中毒のリスクが高まる要素が多いのも現実。楽しい思い出になるはずが、お腹が痛くなったり吐き気がしたりと大変な食中毒の思い出に切り替わってしまったら嫌ですよね。BBQを安心して楽しむために氷・アイスパックが欠かせないことは分かりましたが、他に気をつけるポイントはあるでしょうか?
冷凍食品の解凍は前日に
冷凍している食材を運ぶ時に、BBQに間に合うように日なたで解凍させながら持ち運ぶ方がおられますが、実はこれはとても危険です。 食中毒の菌は冷凍しても死滅しないので、常温で解凍すると菌の増殖が活発に行われ、最初よりもたくさん繁殖してしまう・・・ということになるのです。冷凍食品を持ち運ぶ際には、前もって冷蔵庫で解凍しておき、クーラーボックスに入れて運ぶようにしましょう。
肉や魚はしっかりと焼く
BBQは直火焼きで食材を調理するため、表面だけ焦げて中まで火が通っていないのにそのまま食べてしまう・・・ということがよくあります。氷やアイスパックによって新鮮な状態で持ち運びしても、加熱が不十分な場合食中毒のリスクは高まりますので、焼き終わるまで手を抜かず食中毒対策をしっかりと行いましょう。
まな板を使い分ける
BBQ場ではキッチンみたいにすぐに汚れた食器やまな板を洗ったり消毒したりすることが出来ないので、同じまな板を使ってお肉や野菜、フルーツなど切ってしまいがち・・・。生のお肉や魚をカットしたまな板で、そのまま食べるフルーツやデザートをカットしてしまうと食中毒の原因菌がまな板を通して食材に移り、体に取り入れてしまうことになるので注意が必要です。
氷・アイスパックは応急処置にも役立つ!
BBQをしている時に怪我ややけどをしてしまうと、救急セットが用意できていなかったら焦りますよね。そんな時、軽度の怪我ややけどであれば氷やアイスパックを使えば応急処置をすることが出来、損傷をそれ以上大きくしないために役立ちます。
方法もとても簡単で、氷であればビニール袋に入れる。アイスパックであればタオルで包むなどして患部にあてるだけでOK!氷を直接肌にあててしまうと凍傷の恐れもあるので、布などで包んで優しく患部をいやしてあげるのがポイントです。
まとめ
今回はBBQを安心して楽しむために欠かせない、氷・アイスパックの役割や準備のポイントなどご紹介することが出来ました。食中毒対策をしっかりと行なって、BBQを楽しみましょう!