BBQで何にでも合う『ベーコン』がオススメの理由
ベーコンはとても便利な食材です。味がついており(塩分濃度が良く)、どんな食材にも合います。そして、薫香が残っている製品なので口に入れてからの余韻が楽しめます。 また、煮る・焼くなど行っても形が崩れにくいのでBBQにはおススメの食材です。 市販では薄切り・厚切りとあります。前者でしたら、火の通りが良いため即食べられます。後者でしたら肉汁+周囲の熱い眼差しを受ける事間違いなしです。是非一品にいかがでしょうか?
薫香残る『ベーコン』を使ったBBQレシピをご紹介
ベーコンカルボナーラ
厚切りベーコンサンド
ベーコン豆苗スープ
串刺しベーコン
そもそも『ベーコン』とは?
バラ肉を整形、塩漬し、燻煙したものです。(改定調理用語辞典より) ハムとの違いについては、塩漬する際に乾塩法を多く用います。ケーシングや湯煮はしません。 日本農林規格(JAS)では、ベーコン類の規格を特級・上級・標準に分け下記のように定めています。
『ベーコン』の栄養について
ベーコンの栄養計算にも種類があり、①ベーコン①ロース③ショルダーがあります。 今回は①の栄養成分計算をしました。
カロリー
一人分30ℊとし(各社製品一切れ10ℊ~30ℊ)計算しました。一人122kcalと高めです。肉類の中でも脂質の多さが目立ちます。加えて食塩が入っているベーコンは、妊婦さんや高血圧の方から嫌われがちです。もしも食べたい場合には、減塩のベーコンを使用しましょう。また、そのまま食べずにスープなどにして他の食品と組み合わせて召し上がってください。食物繊維の多いもの(キノコやイモ類、海藻など)と組み合わせると満腹感が得られます。
脂質
長時間の運動の際にはエネルギーの供給源として活用できます。 小腸で吸収され、エネルギーになります。過剰に摂取の場合には脂肪組織に蓄えられます。
①不飽和脂肪酸であるリノール酸・α‐リノレン酸は特徴として酸化されやすいです。そのため、抗酸化物質であるビタミンEを持つ食材(例えばアーモンドやごま油など)と組み合わせて召し上がると良いかと思います。
② 飽和脂肪酸であるパルミチン酸・ステアリン酸が目立ちました。動物性の脂肪に多いとされる脂肪酸です。常温で個体であることが特徴としてあげられます。
たんぱく質
細胞の形の維持や必須アミノ酸(不可欠アミノ酸)であるバリン・イソロイシンにおいては体がエネルギー不足の場合、エネルギー源として利用される場合があります。同じ仲間であるグルタミン酸も多く見られました。グルタミン酸は旨味成分としても有名です。
食塩含有量
食塩が多い食品です。(加工工程による塩漬けによるもの) 加工学になってしまいますが、食塩は調理性に優れた能力(粘性を出す・変色を防ぐ・野菜の色素安定など)を発揮します。摂取しすぎに注意しましょう。
ナトリウム
ローストビーフの回でもお伝えした通り、細胞外液の浸透圧の維持などをしています。
リン
主な役割として、骨や歯の細胞膜を形成しています(体内分布として、85%が骨や歯。15%が有機リン化合物として、あらゆる場所に存在しています。)
カリウム
それぞれ体細胞の中や外の浸透圧を一定に保つために働きます(体内分布として98%が細胞内液・2%が細胞外液です)
ナイアシン
体内ではNAD、NADHの構成成分として存在します。(主に補酵素として活動)
まとめ
ベーコンは添加物(食品の品質を維持するもの)が多い加工食品としても有名です。加工食品ならではの、酸化防止剤・漂白剤・保存料・着色料など(製品にもよります)が入っています。無添加を希望される場合には、裏の食品表示をよく確認してから購入なさると良いかと思います。
ベーコンのような高カロリーの食品は、高圧の元で動く方(高い山に登る・潜水する等)にとっても向いています。なぜかというと、呼吸や体の表面からは熱が失われる(放射される)からです。そのため、消費されるエネルギーが多くなります。よく登山にチョコレートを持っていくという話を聞きますが、納得できます。余談でした。もし、BBQを山で行いたい場合には、是非御供にベーコンをどうぞ。